手技

手技を練習しても、実際の施術ではあまり使わない。どちらかというと、軽く触れるくらいで処理していく。

むしろ、手技は訓練として重要だ。手技の訓練を経ると、その触れる感覚が変質するので、同じ軽く触れるにしても中身は別物になる。

学習の最初期に軽く触れるだけで、人の体を調整する事を学ぶのだが、そのままでは意外と使えない。正確には、身内には効くけれど、他人には効きにくい。緊張するしされるし、ガードされやすいからだ。たまに人柄が良くて、人を警戒させないタイプもいるのだけど、自分にはそんな能力はないので、技術的に訓練していくしかなかった。

仕事にして年数が経てば経つほど、臨床では手技は使えないという感想を持ちつつある。ただ、訓練過程としては必須で、自分も行うべきだろう。臨床を繰り返すと対応力は着くけれど、意外と質的な上達はしにくい。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。