自分探し

酒を飲みながら人と話していたのだが、自分探しからは早く卒業した方が良い。

自分探し中は、しばしば人や対象に依存しやすいのだが、自分一人で充足も出来ない人間が他人と一緒にいても相手を退屈させるだけではないのか。人という字は人 (|) と人 (|) が支え合う様子を示した象形文字だと言われているのだが、白川静が勝手に言っているだけかもしれないが、依存だと足の引っ張りになる。

自省と共にそんな事を考えるのだ。若い頃は整体との関係妄想を抱いていた様に苦く思い出される。例えば、高尚なボランティアをしたからといって、自分の人格まで高尚になるはずもなければ、難しい本を読んだからいって頭が良くなる訳もなし。借り物の言葉には力が、ない。

ただ、そういった思い込み、勘違いでも介在しなければ、学習は動機付けのレベルで上手くいかないかもしれないが。

だから、整体が凄いのは自明なのだが、じゃあ、自分はどうだ?というのを問い続けた20代だった。これは、もうちょっと自分に興味とプライドを持って、そして逆に、客観的にもなった方が良いぞという話だった。自分に言っている。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。