姿勢

何らかの身体的な稽古事をやっている人は、見たらすぐに気がつく。

先日、やたらに凛々しくて格好の良い女性がいらしたので、バレエかなと見当をつけて話を伺ったら、フェンシングのプロ選手だった。

さて、しばしば姿勢を教えてくださいという依頼を受けるのだが、実はあまり良い発想ではない。こうやって立つんですと習ったところで、それはブランド品のロゴだけを求めて持ち歩く様なもので、残念ながら身に付くものではないのだ。

害もあって、姿勢を気にする人がやりやすいのは反り腰だ。体を真っ直ぐにしたら良いと勘違いをしているものだから、腰が反って首が固まる。端的に腰痛になる。これがよくあるのだ。

普段の姿勢は身に付いた技能の影の様なもので、影に実態はない。姿勢の善し悪しだけを取り出して問題にするよりも、何らかの身体的なお稽古事をするのがお薦めだ。そうでなければ、施術を受けたら、 自然と 普通の範囲で姿勢は良くなります。美容院感覚でよろしくどうぞ。

投稿者: hamadakantaro

浜田貫太郎。浜田整体院長。著書に『臨床家のための整体操法入門』たにぐち書店。共著に『息覚』幻冬舎ルネッサンス。寄稿に『安心』マキノ出版。『手技療法』たにぐち書店。