トークセン2

施術翌日は、トークセンの先生に観光案内をして貰う事になった。先生には息子さんがいらっしゃるのだが、彼に車椅子を押して貰う謎イベントである。温泉やマーケットに出掛けたりと良くして頂いた。

息子さんはクラシックファッションが好きなそうで、カンカン帽と中折れ帽のどちらが良いのかを議論した。思わず赤峰幸雄先生のサイトを紹介してしまった。異国にて友を得るとは。最初、彼が煙管を集めるのが趣味だというので、いや、実は僕もというところで話が合った。一日一緒にいたので、タイの家庭や社会の事情が伺い知れておもしろかった。

さて、2回目の施術では先生の診療所に招かれた。仏教系なので呪文を唱えるのね。古い資料を見せて貰ったけれど、パーリ語で書いてあるのでサッパリ分からない。施術ではセンを見て行くのだろうか。頚椎の脇を槌で打たれると、アジャストとはまた違った感触がある。ラインを意識した施術に感じられた。施術が終わってみると、近年、なかったくらいに背中が柔らかい。

息子さんに先生の仲間はいるのか?と尋ねたら、みんな亡くなったとの事である。どこの国でも、近代化する過程で伝統療法は居場所を失いやすい。後継者不足になる。彼が継ぐ事を願っている。

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