ナンディニ

上京して感動したのが蕎麦だ。郷里の石川県はうどん文化圏なので、蕎麦屋の経験がなかった。もう一つがインド料理で、当時の地方都市ではマイナーだった。こんなに旨いものがあったのかと驚いて以来、偏愛している。2010年代に南インド料理店が増え出してからは、ミールスばかり食べている。

今日は虎ノ門のナンディニに来ている。ナンディニは白い雄牛の意らしい。やはり南インド料理の人気店だ。この店はインドの祝日にはビュッフェを開催する。開店から早々に席は埋まった。それも納得で、スパイスの霊妙な味わいに食文化の厚みを感じる。ローティの香ばしさと甘さのバランスといったらない。旨いというよりは凄いという味だ。

こちらの料理人は子どもの頃から料理修行をしているそうだ。職人の世界は、本来はそういうものなのだろうな。先日、日本料理屋で若い男の子が働いていたから、大将に料理は若い頃からやらないと無理ですか?とお尋ねしたら、創作料理は大丈夫だけど、専門の料理をやるには、素材に触れる時間が足りないかなあと厭味なく言われた。

整体もそうで、15歳くらいから始めるのが良いのではないだろうか。自分も19歳からだから遅い。人体を扱うのは難しい。寿命も伸びているから、キャリアを後半に伸ばして挽回したいものだけどね。

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