昔から粗食の健康法が時々流行るけれど、自分は賛成しない。理由は平均寿命が伸びた為だ。
60歳くらいで枯れる様に死ぬならそれでも良いけれど、現代は長生きなので体を維持しないと余生が辛い。
50代くらいから、栄養失調が原因の症状が目立つのだ。だから、更年期の症状の一部は栄養補強で改善する。
具体的には、タンパク質が重要だ。アメリカで赤身肉400gを1週間くらい食べる暮らしをしたら、髪と爪が硬くなって驚いた事があるけれど、タンパク質の状態は髪と爪に現れやすい。
また、手技的な検査で自分がよく行うのは、手指の第一関節の柔軟性の検査だ。タンパク質が足りないと、第一関節はすぐに固くなって、曲げても綺麗にくっつかなくなる。

指の次は手首や膝などの関節痛として出るので、手指が固い段階で早期に対処すべきだ。
この手の知識は、別に本で学んだ訳ではない。ベジタリアンに妙にリュウマチが多かったので、栄養について関心を持った経緯がある。
更年期に膝痛が出る人も多いけれど、要は栄養失調。タンパク質の必要量を摂ると、関節に対して機械油みたいに働く。
ただ、自分はボディビルダーでもないので、タンパク質信者ではない。必要に応じて、指示をするだけだ。
例えば、乾癬等の肌のトラブルには、キャベツをお薦めする。肌のトラブルにも種類があるので、これまた複雑なのだが。夏場の湿疹などは塩を摂ると改善しやすかったりね。
要は、自分には栄養学の知識などないので、健康食ではないのだ。あくまでも施術の中で見出した対症療法だ。正直、施術だけで良くなる方が面倒はない。お陰様でと言われている方が気分も良い。食事の指示は必要悪であって、本当は人様の生活に余計な口など出したくない。
だから、例えば、肝臓が腫れていたら、酒の事を指摘するのだが、少ししか飲んでいませんとか強く言われたりするとゲンナリする訳である。相手の為に言っているのだけど、根に持つタイプなので、次からは必要でも言わない。
昨年、手指から肘にかけての痛みと痺れで注射器を打てないという看護師の方を拝見していたのだが、施術を何回か受けて頂いても、痛みがぶり返していた。患部が顕著に大腸の反射区だったので、大腸の負担を軽減する為にグルテンフリーをご案内したところ、すぐに良くなったという事があった。
まあ、食事に頼るなど施術者としては情けない話だけど、良くなって安心したものである。
