糖質制限

深夜にスマホの着信があり、何事かと確認するとよくいらっしゃる方である。要件は、急に手足が痺れて、しゃべりにくくなった、どうしたものだろうかとの事である。

脳梗塞を疑って電話を掛けてきたのではないですか?とお尋ねしたら、そうだとのお返事である。救急車案件ではないか。

最初に手を水平に挙げると勝手に降りて来ますか?と質問したら、降りて来ないとの事である。次に片足立ちは出来ますかと質問したら、出来るとの事であった。

スマホをスピーカーモードにして、頭を指先で叩いてくださいとご案内をした。巧打音を聴いたら、低血糖の音をしている。そういうのがあるのだ。

米を食べてから、また連絡くださいと伝えて電話を切った。30分くらい後に、手足の痺れが取れて来たとの連絡があった。

先ほど安否確認の連絡をしたら、すっかり元気になっていた。今日は三食米食にしたそうである。低血糖ではたまに派手な症状が出る。

どうしてそんな事が分かるのかというと、糖質制限が一番流行った時期に、その手の症状を沢山扱った経験があるからだ。多いのは頭痛だ。

体質などもあるので、健康情報は鵜呑みにしない方が良いし、極端な方法には無理がある。糖質制限については、肥満気味の人が短期間だけ行う事には健康効果があるかもしれない。糖尿病は別途ご検討ください。

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