老化の一里塚

髭剃りをしながら鏡を見て、老けたなと感じた。優しげと言えば聞こえは良いけれど、なんだか覇気がない。

加齢によって、男性はオバサン化するし、女性はオジサン化する。中性化して顔つきが優しくなるし、険しくなる。若い男性特有のギラつきが減って良いんじゃないのという意見もある。

しかし、自分は美容を仕事で扱っている。何とかしようと、しげしげと顔を眺めてみたら、左半分の問題である事に気がついた。パーツの左半分が外に流れて、顔が平板になっている。そのせいで、鼻と顎のラインが崩れている。体もそうなのだが、片側ずつダメになるのだ。

そういえば、左腕は痺れるし、左の足首は痛い。心臓の鼓動も弱い。確かに、左側の問題だ。

体を調べたら、左の骨盤が開いて落ちているではないか。お尻のサイズが左だけ大きい。中年になるとお尻が四角くなるのだが、老化の一里塚である。

それで、まず骨盤を上げて閉めてみた。足首を調整しておくと保ちが良い。ふくらはぎの内側の力が抜けているので、それも補強した。内臓の力が落ちていると骨格を整えても保たないので、左の腎臓をこれでもかと調整しておいた。お尻の形を確認したら、ちゃんと丸くなっていた。

すると、体の諸々の問題は消えたし、見た目も戻った様な気がする。顔が整うと、パーツは真ん中に寄る。立体感が出た。というか、何人かに言われたので結果も出たのだろう。みなさんストレートには言わないので、痩せましたかとおっしゃるのだけど、体重よりも体型の印象の方が強いのである。

割と、自分の体はほったらかしにしがちなのだが、仕事で人に掛けるのと同じだけの手間暇を自分にも掛ければ良いだけの事である。今後は週一くらいでそうしたい。

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