一休宗純

一休宗純『初祖達磨大師』

美術館に行くと、展示品の中から一つ貰えるとしたらどれが欲しいのかを選びながら見物する事にしている。

10年くらい前、村上隆のコレクションの展示会を横浜美術館へ見に行って、白隠禅師と並んで展示されていたこの書が気に入った。

書や焼物には気が乗りやすいが、一休宗純の書には臍下丹田にグッと力が満ちるものがある。腰痛持ちの人は、これを眺めているだけで腰が少し軽くなるのではないだろうか。

臍下丹田には生命力が現れる。整体では、臍下丹田に力のない人には金を貸すなとも言う。返す力もないからだ。

余談だが、とあるみずほ銀行の融資担当者は、希望者の手を見ると話していた。曰く、顔では嘘をつけるが手ではつけない、との事である。一方、整体師は腹を見る。

近頃、重病人を見る機会が多かったのだが、臍下丹田に力のある人はちゃんと良くなった。下腹に空気の入ったバレーボールみたいな弾力があれば症状に関わらず良くなるし、空気の抜けたボールみたいだと軽く見える腰痛等でもなかなか良くはならない。

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