平家物語

施術所の立ち退き問題が発生している。早ければ年内に移転する事になるだろう。

開業以来、引越が好きなんですか?と言われるくらいに施術所の移転が続いているのだが、引越は大嫌いである。

これは運が悪いというよりは、コスパの良い物件を選ぶ為だろう。必然、物件が古いので立ち退きに遭いやすい。結局、良い事も悪い事も、大概の事は自分で招いているのだ。

内幕は、入居しているビルの大家さんが認知症になったのをきっかけにして、大手不動産会社へ売却。その後、再開発のデベロッパーに転売されるという顛末である。

せっかくオシャンティな物件に入居したのに、残念無念。物件を紹介された時に、今後、これ以上の物件は出て来ないと判断して、すぐに移転を決めた。これから、なるべく良い物件の入手に善処するが、悲しいかな、都落ち感は避けられまい。祇園精舎の鐘の声が聴こえる。

まあ、駅から近くさえあれば、どこでもやっていけるだろう。なにせスラムみたいなアパートで開業したのだ。

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