人工知能

自然言語の数理モデル「RLM」では言語と非言語の境界で相転移は起きない、東大が証明との記事。

物理学の内容には疎いのだが、腑に落ちる記事だった。幼児の言語学習において、量の質的転換を予想していたら、意外とそうでもないかもよ、と記事は伝えている。知性が誕生する瞬間などなかった。実際には、そんなにロマンチックではなさそうな訳だ。

かなり重要な実験なのではあるまいか。幼児と大人の言語に質的な差がないとしたら、従来、質と見做されていたものは何なのだろうか?知性とは何か?

人間の定義が変わってしまう様な実験なのかもしれない。将来の議論が予期される、AIの人格権にも本質的な実験内容だろう。全部、どこで線引きするかという、社会的な合意の産物です、がファイナルアンサーになりそうだ。チューリングテストの陳腐化の可能性も示唆している。

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