岸田首相の貯金するより投資しろとの談話が話題である。

初めてお顔を拝見した時には長銀のご出身とは知らなかったので、なんだか政治家というよりも銀行員みたいな顔だなあと思った事を覚えている。それで、今回の談話なので、やっぱりそうじゃないかと一人でウケている。

40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を待てとはよく言うけれど、顔には人生が出る。

ところで、時計の顔は文字盤なのだが、モンブランの実機を見に行ったら、その色気に驚いた。時計メーカーとしては見逃されやすいメーカーだが、考えてみたら万年筆は色気の塊である。

色気というのも曖昧な概念だが、自分がよく例えで挙げるのは、ホリエモンと与沢翼氏の対比である。この場合、色気があるのは与沢氏の方である。一方、ホリエモンはセクシーかもしれない。

色気は生き物としての艶の様なものだ。無機物にもあるんだなと、時計好きになってから知った次第である。

例えば、グランドセイコーはとても美しい時計なのだが、色気は感じない。おそらくセイコーもそこには自覚的で、自然をモチーフにして、違うところで勝負をしている。

人間の場合、セクシーなご高齢の方はいないけれど、色気のあるお爺さん、お婆さんは見掛ける事がある。時計の場合でも、アンティークになって、ケースに多少の打ち傷があったり、文字盤の日焼けがあったとしても、魅力が残るのは色気のある時計でないだろうか。傷が味になる。人もかくあるべし、という話かもしれない。

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